ゴスペラーズ25周年にして初の主催フェス「ゴスフェス」@有楽町に行った。
黒沢さんがアカペラへの愛をライブ中にさらっと語ってくださったのが俺はすげー嬉しかった。
昔、ひんまがった性格だった自分は
「本当にゴスペラーズの人たちはアカペラが好きなのだろうか」とか
「アカペラは売名のツールのためにやってるだけなのかな」とか
そういう捻れたことばっかり考えていた。
「アカペラ以外の音楽もやっている人がたまーにアカペラをする」
みたいなスタンスに感じていたんだと思う。
もっとアカペラをやって欲しかったんだと思う。
自分の周りにも昔
「ゴスペラーズはアカペラを飛び道具的にうまく使ったから売れたんだ」
みたいな声がちらほらあった。
今冷静に考えるとこれは完全に誤りである。
アカペラは売名のツールなんかにはならない。
もし売名のツールになるのであれば、既に多くのシンガーがアカペラを歌っているはずである。しかしそんな人はいない。現実に、オリコンのチャートに入ったアカペラ曲なんて数えられるくらいしかない。
というかそもそも、ゴスペラーズの皆様と一度でも話したことがあれば
そして一度でもライブに行ったことがあれば
彼らがどれだけアカペラを愛しているか痛いほど分かります。
そして、こんなアホみたいな考えにはならない。
アカペラというのはとっても面倒臭い音楽なのだ。
制約も多い。
レコーディングも面倒くさい。
そして、なかなかいい曲にならない。
この曲は「アカペラ」だからこそいいんだよね
なんて思える曲を創るのは容易いことではない。
そして、彼らの創る楽曲の素晴らしいこと。
好きでないと創れないです。
ゴスペラーズの過去のインタビューとか見れば
いかに彼らがアカペラを愛しているかがよーーーく分かります。
俺はアカペラを愛する人のことが好きです。
ゴスペラーズがいなかったら自分はアカペラを始めていなかったので(ハモネプも一度もみたこと無かった)、もはや人生の恩人であり人生の師匠だと思っています。こうやって書くと胡散臭いけどそう思っています。
つまりは、ゴスペラーズが大好きです。
実際に直接お会いしてお話しして、今は人間としても惚れています。
25年もまったくメンバーが変わらずに第一線でアカペラを(アカペラ以外も)やり続けるって、本当に奇跡的にすごいことです。人間的な魅力がないと25年も一緒にいられないと思います。
そんな訳なので、全く客観的に振り返ることはできませんが
今日のライブは最高でした。
(ゲストでいらした夏川りみさんの歌声も神々しかった…)
ゴスペラーズの皆様、25周年本当におめでとうございます。
そして、素敵なライブを本当にありがとうございました。
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